CNBLUEのBL小説ブログです。ヨンファ溺愛主義で、シンヨン&釜山ズ&ミニョヨンの話を書いています。

My Sweet Home 2

2016年07月28日
シンヨン短編 6
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『My Sweet Home』 続編



事務所を出ると、ヨンファはジョンシンの車に乗って、シンバの待つマンションへと向かった。
ジョンシンのあとに続いて部屋の中に入ると、自動的に明かりが灯り、奥の方からシンバが尻尾を振りながら出迎えてくれる。


「シンバ、久しぶり」


ヨンファが屈み込むと、嬉しそうに身体をすり寄せて甘えるのはいつものことだ。
毛並みを撫でてから温かい背中に両腕を回すと、鼻面をヨンファの首筋に押しつけてきた。
シンバとじゃれ合っている間に、ジョンシンが餌を用意して、美味しそうに食べる姿をそばで見守る。


「今から散歩に行くか?」


ほとんど食べ終えたところで背後にいる男を振り返って声をかけると、立ったままだったジョンシンが長身を折り曲げるようにして覗き込んできた。


「いや、散歩は今朝したから、やめておく。それより、泊まっていくだろ?」
「ああ、そうする」


ジョンシンとは再会したばかりで離れがたいし、自宅に帰ってもひとりだから、最初から泊まらせてもらうつもりだった。
立ち上がって答えると、節くれだった指に顎を捕えられ、ジョンシンとまともに目が合う。
じっと見つめられたあと、「今すぐ欲しい……」と興奮を滲ませた声で囁かれた。


まったく考えていないわけではなかったが、シャワーを浴びていないことに躊躇してしまう。
駄目だと思いつつ訴えてみたが、やはり即却下され、再度甘く掠れた低音で熱っぽく誘われて、ヨンファは一気に抑制が利かなくなるのを感じた。










伸びてきた長い腕に寝室へ引きずり込まれ、もつれ合うようにベッドに沈み込む。
ジョンシンに圧し掛かられた途端、頭が白く霞んで何も考えられなくなった。
その肉体から発する熱が伝染したように、全身が火照りだす。
自分の身体がおかしくなってしまったのではないかと錯覚してしまうほど、ヨンファは狂おしいほどにジョンシンを欲していた。


無我夢中でお互いの服を脱がし、激しく求め合い、前戯も早々に身体を繋げる。
離れていた時間を取り戻すかのように愛の交歓に耽り、お互いの欲望はとどまることを知らなかった。
繊細な指遣い、巧みな舌技、力強い抽挿に容赦なく追い上げられ、怖いぐらいの快感に全身を震わせる。


ジョンシンの下で嬌声を上げてほぼ同時に絶頂を迎えると、ふたりともしばらく荒い息をついていた。
約ひと月ぶりに身も心もひとつになれた喜びを噛み締めて、お互いを確かめ合うように見つめ合い、蕩けるような口づけを何度も交わす。


名残惜しげに唇を離したジョンシンに熱い眼差しで見つめられ、上から大きな身体が覆い被さってくる。
ヨンファは汗ばんでいる広い背中に腕を回して、その愛おしい重みを受け止めた。
合わさった胸から早鐘のような鼓動が伝わってきて、何とも言えず心地よい。
思わずヨンファの唇から満ち足りた吐息が零れていた。


「ジョンシナ……」
「ん?」
「なんで……そんなに髪を短くしたんだ?」


再会してからずっと気になっていたことを訊いてみた。
間接照明に照らされたジョンシンは、両サイドと後ろをものすごく短く刈り込んでいる。
それだけなら過去にもあるから別段驚かないが、前髪が異様に短いのだ。


「え?まぁ……夏だし、イメチェンしてみようかなって」


有名な美容師にカットしてもらっているはずだから、スタイリッシュなヘアスタイルには違いないのだろう。
ただ、自分なら絶対にこんな無謀なチャレンジはしないなと、ヨンファは胡乱な目で見ながら思ったことを口にする。


「そうなのか。俺はてっきりヒョニとお揃いにしたのかと――」
「はぁ~?俺がジョンヒョンの真似なんかするわけねぇだろっ」


いきなりガバッと身体を起こすと、ジョンシンの眉が不機嫌そうに歪められ、憮然とした顔つきで反論してきた。
何もそんな唾を飛ばす勢いで怒らなくてもと思ったが、ジョンヒョンは常日頃からジョンシンに対して割と辛辣なところがあり、それにこの男がいちいち反発しているようだ。


仲はいいはずなのに、意外と両者の性格の根底が似ているのかもしれない。
年齢がひとつ違いだから、良いことも悪いことも何でも言い合える間柄なのだろう。
対等な親友同士のようで、少し羨ましくもある。


「どう見ても、ふたりとも同じ髪型じゃないか」
「違う!」
「だってさ……」
「どんぐりみたいだって言いたいんだろ?いろんな奴から、もう散々言われたよ」
「どんぐりって……っ」


そんなことはまったく思いつきもしなかったが、言われてみるとまさにピッタリのネーミングだと、こらえきれずに思わず噴き出した。


「何も笑うことはないだろ」
「いいじゃないか。可愛いし」
「……可愛い?なんだそりゃ。そんなこと言われてもちっとも嬉しくねー。俺は格好良くしたんだよっ」


図体はデカいのに、すぐムキになるところが子供っぽくて、ヨンファは声を上げて笑う。
すると、ジョンシンは思いきりぶすっとした表情で黙り込んでしまった。
不機嫌そうにじっとこちらを見下ろしている。


「あー気分悪っ。今夜は寝かさねぇからな」
「えっ……また…か?」
「溜まりに溜まったひと月分を吐き出さないと、収まりがつくかっての」


腰ごと抱き寄せられたかと思った矢先、いきなり乳首に軽く歯を立てられて、仰け反ってしまった。
胸をまさぐってくる手の温もりが気持ち良くて息を弾ませると、臨戦態勢が整ったジョンシンが目に飛び込んでくる。
それに気を取られていると、左右の突起を同時に指先で摘ままれ、背中が反り返った。
再び身体に火がつき、もう後戻りできそうにないことを悟る。


「い…いよ。早く……好きなだけしていいから……」


甘えたように言って脚を開いて腰を上げると、ジョンシンが息を呑む気配がした。
今日の自分はどうかしている。
もっと愉悦に呑み込まれたくて、欲望の赴くまま素直に身を委ねた。


硬く張り詰めたものがあてがわれるだけで、ビクンッと腰が揺れる。
口調とは裏腹に、ジョンシンはまるで性格を表すかのように、いつも優しくヨンファの身体を開いていく。
ゆっくりと正面から深く貫かれると頭の芯が痺れ、何も考えられなくなった。
全身が性感帯になったみたいにどこもかしこも感じやすくなっていて、乳首を吸われるだけで内壁がうねってジョンシンにきつく絡みつく。


「ジョン…シナ……好き……」


たまらなく愛しさが込み上げてきて、切ない声で気持ちを言葉にすると、休まず動いていた背中がビクッと震えた。
急に中の質量が増して、ヨンファは白い喉を大きく反らせる。
無意識のうちに煽ってしまったらしく、噛みつくように口づけられ、舌を絡ませながら激しく突き上げられた。


「あぁ……、んっ、……あっ……」


余裕が感じられるほど紳士的だったのが、嘘みたいにヨンファを夢中で貪り始める。
今夜の自分はどうしたのかと思うほど、ジョンシンが欲しくてたまらなかった。
たくさん揺さぶられて、何度も一緒に高みへと上り詰めたい。


本気にさせてしまったジョンシンは好き勝手にヨンファの中を蹂躙し、あまりの気持ち良さに髪を振り立てて散々喘いだ。
感じるところを擦り上げながらさらに奥へと入り込んでくると、気が遠くなりそうなほど強い悦楽に見舞われ、男の胴を両脚で挟み、きつく締め上げてしまう。
お返しとばかりに繋がったままの細腰を激しく動かされて、艶めいた声がひっきりなしに漏れた。


こんなにも深い愛情を注がれて、底なし沼のような快感は他には知らない。
好きな相手と触れ合えて、これ以上ないくらい心が満たされた。


「愛してる……ヨンファ」


ふたりはキリがないくらい舌を絡ませながら、濃厚なキスに酔いしれた。
何度も唇を重ね、最愛の男に貫かれる歓びに、ヨンファは全身で身悶える。
ジョンシンを感じられるすべてが愛しくて、何よりも幸せだった。
ヨンファは切なげに嬌声を漏らしながら、目の前の逞しい背中に縋りついていった。










ブランクを埋めるように心ゆくまで抱き合ったあと、ふたりで肌が触れるほど寄り添って、マネージャーからの電話で叩き起こされるまで睡眠を貪った。
その後、代わる代わるシャワーを浴びて、ダイニング兼リビングに向かうと、ヨンファの大好物のいい匂いが充満していた。


棚からふたり分の食器を出して、ジョンシンの指示で冷蔵庫から作り置きのパンチャンとキムチを取り出す。
それらをテーブルに並べたところで、器に盛ったテンジャンチゲとご飯を運んできてくれた。
ルックスがいい上に料理までできるなんて、天は二物を与えすぎだといつも思ってしまう。


「あと一時間したら出るけど、どうする?」


ヨンファの正面に座ったジョンシンが、箸を動かしながら尋ねてくる。


「自宅に帰るよ。荷解きもしなきゃならないしな」
「じゃあ、ちょうど通り道だから、車で送ろう」


釜山に帰っていた時はずっと母親の手料理を食べていたが、それとはまた微妙に味付けの違うジョンシンの料理もヨンファの口によく合う。
一緒に共同生活を送っていた頃にヨンファの好みを熟知したのか、何を食べても美味しい。
温かい料理が空っぽの胃に染み渡り、ひどく満ち足りた気分だった。


ヨンファは目の前の男をじっと眺めると、それに気づいたジョンシンが顔を上げた。
髪型のせいで、やはりいつもと雰囲気が違う。
額を出せば大人っぽいのに、今みたいに前髪を下ろしていると、可愛いく見えてしまうから不思議だ。


「ジョンシナってさ、前髪を上げると格好良いのに、下ろすと途端に――」
「それ以上言わなくていい。どうせ不評なのは分かってんだから」


すぐに自己完結するのが、この男の悪い癖だ。
気に入らないことがあると、聞く耳を持とうとすらしない。
頑固というか、勝手に自分で結論を出して解決しようとする。
まったくもって考えに柔軟性がないのだ。


ヨンファがわざと盛大に溜息をついてやると、チロッと視線を投げかけてきた。
余程どんぐりという台詞に反応して笑ったことを根に持っているのか、可愛いという言葉そのものが気に入らないのか。
ヨンファが素直に褒めても、嫌な顔しかしない。


「最後まで聞けよ。ちゃんと似合ってるって」
「そんなフォローなんかいらねぇよ。くそっ、こんなに短くするんじゃなかった」


ブツブツと文句を言いながら、ジョンシンは食事に専念する。
こういうところがいくつになってもマンネだなと、我慢しきれずに笑ってしまうと、ジョンシンはムッとしたように唇を引き結んだ。
また機嫌が悪くなり、プイッと横を向いた精悍な横顔にヨンファは思わずドキリとする。


鼻が高くて、無駄な肉がまったくないシャープな顔立ち。
顎や首筋は言葉を失うほど見事なラインを描いていて、その表情はひどく大人びて見えた。


不意に、ジョンシンのインスタグラムにアップされた画像を思い出す。
色とりどりのカラフルなドリンクが飾られたお洒落な店内をバッグに、水色のアロハシャツ姿のジョンシンが写っていた。
スマートフォンを片手に、視線は画面に向いているのか、それとも別の何かを見据えているのか。真剣な横顔にどうしようもなく惹きつけられて、まるで一枚の絵のように背景と一体となっている男に目を奪われた。


数えきれないほど肌を合わせた相手なのに、野性味を帯びた精悍な面差しが別人に見えて、なぜか遠くに感じた。
ジョンシンはこの場で何を思いながら、こんな表情をしてみせたのだろうか。
パリにあるレストランで撮影したものらしいが、いつか自分の手の届かないところに行ってしまうような気がして、ヨンファは心底ゾッとした。


その時のことを思い出し、ヨンファはいつの間にか目の前の男に見惚れていた自分に気づく。
ジョンシンはヘアスタイルや表情ひとつで雰囲気がガラッと変わるほどいくつも顔を持っていて、いつも魅了されてしまう。
しかも、性格は思いやりがあって優しさに溢れているから、仕事で一緒になった相手から好意を持たれないはずはないのだ。
突如どす黒い独占欲に支配されたヨンファは、気づいた時には口走っていた。


「お前の魅力は俺が一番よく分かってるんだから、短くたっていいんだよ」


すると、ジョンシンは思いきり面食らったような顔をした。


「他の奴に目がいかないように、ずっと俺に溺れてろ。浮気なんかしやがったら、ただじゃおかないからな」


そこまで一気に言って、ヨンファは上目遣いに目の前の男を睨みつける。
ヨンファの台詞に、ジョンシンは呆然としていた。
高校時代は入れ食い状態だったという話をミニョクから聞いたことがあり、未だに思い出してはムカムカする。
癪に障るから気にしていない姿勢を貫いているが、ジョンシンに関してはかなり嫉妬深いと自負しているのだ。


「もうとっくに骨抜きにされてるし、今の台詞でもっと惚れた」
「なら、一生俺のどんぐりでいろ」


思ったままを口にすると、「どんぐりって……」と一瞬微妙な顔つきをしたものの、ジョンシンはひどく嬉しそうに笑った。
ヨンファの高飛車な物言いに腹を立てるでもなく、むしろ喜んでいるようだ。


いつの間にか部屋の中がくだけた雰囲気に包まれていた。
この男の前だと一切飾る必要がなく、素のままの自分でいられる。
それが何とも居心地がよくて、ヨンファはこれ以上ないくらい幸せを感じた。


共同生活を解消して一人暮らしを始め、互いのマンションを行き来するようになって、何年になるだろうか。
同居しているわけではないから毎日とはいかないが、ベッドをともにして朝ふたりで目覚め、向かい合って食事をとる。そんな他愛もない時間が、何ものにも代えがたいほど愛おしくて仕方がない。


「じゃあ、一蓮托生ってことだな」


ジョンシンが急に真面目な顔になり、手を伸ばしてヨンファの口許に触れてきた。
大きな体格が、テーブル越しに身を乗り出してくる。


端整な容貌が近づいてくるのを見て、ヨンファは男の頬を両手で包み込んで、自分から唇を寄せていった。
ジョンシンと過ごす時間が永遠に続くことを願いながら――。





End





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haru
Author: haru
CNBLUEのBL小説を書いています。CPはシンヨン&釜山ズ&ミニョヨンです。ヨンファ溺愛主義でとんでも妄想ばかりですが、愛だけはぶっこんでいます。
話のトーンはほのぼの、甘々、コミカル、シリアス、切ない系。ハピエンオンリーです。
基本マイペースでランダム更新。妄想は思いつくまま、気の向くまま。R18の内容が含まれているため、未成年の方、苦手な方は閲覧にはくれぐれもご注意下さい。
尚、当ブログに掲載している作品はすべて私個人のオリジナルですので、模倣、転載等はご遠慮願います。

Comment(6)

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2016/07/28 (Thu) 06:28

hoshi

ほっこり幸せな気持ちにさせてくださってありがとうございます♡
やっぱりこのふたりはいっしょに居なくちゃいけないなあと、お話を読ませていただいて強く思いました。この先も一緒にずっと、ジョンシンがヨンファにヨンファがジョンシンに溺れていますように♡

でもいつも、haruさんちのジョンシンはホントにカッコよくて私、何時もキュンキュンさせられています。

本当に、ありがとうでした♡

さーて!!今度は皆さんとの・・・ですね。此方も楽しみにしています♡

2016/07/28 (Thu) 16:42

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2016/07/28 (Thu) 20:47

haru

み**さん

こんばんは♡
どうもありがとうございます(〃ω〃) 本当にいろいろと(笑)
有難いお言葉でやる気スイッチ入りまくりです♪
書くのは遅いですが、頑張ります(。・ω・)ゞ

2016/07/28 (Thu) 23:21

haru

hoshiさん

こんばんは♡
お忙しいのに、読んで下さった上にコメントまでどうもありがとうございました(〃ω〃)
釜山ズを書くと突如シンヨンが書きたくなることが多々あるんですが、今回はジョンシンの画像に全部持って行かれました♡♡何度「カッコイイ~♪」を連発したことか。
やっぱりシンヨン大好きです!!
うちの攻め男を褒めてもらえて、照れます♪もっと男前に書けるようになりたいです。
一斉アップまで残り僅かですね(´・ω・`;)
hoshiさんのシンヨンを楽しみにして、何とか間に合うように努力だけはしてみます(>ω<)

2016/07/28 (Thu) 23:40

haru

ヨ*****さん

こんばんは♡
釜山ズを書くとシンヨンが書きたくなり、シンヨンを書くと釜山ズが書きたくなるという魔のスパイラルに陥っています。
リアルの話でなければ、同棲させたいところですね♪
いつかそんな話も書いてみたいな♡♡

2016/07/28 (Thu) 23:48