CNBLUEのBL小説ブログです。ヨンファ溺愛主義で、シンヨン&釜山ズ&ミニョヨンの話を書いています。

やさしい夜

2016年03月14日
シンヨン短編 0






中国の広州公演が終わり、ジョンシンはジョンヒョンとミニョクとともに帰国したが、ヨンファだけマネージャーと一緒にアメリカのLAへと旅立った。


CNBLUEのリーダーとして忙しく飛び回っている彼とは、もう三週間近くプライベートを共にしていない。
アジアツアーをこなしながらその間個々の仕事もあり、ずっとすれ違いが続いていた。
ツアー中はそばにいると言っても、周りには関係者が大勢いるし、飛行機の座席やホテルの部屋が一緒でなければ、なかなか話をすることもままならない。


SNSを通じてヨンファの近況を知ることを複雑に思いながらも、一日一回は辛うじてメールで連絡を取り合っている。
以前のように強引に約束を取りつけたりすることは減り、仕事が多忙な時はお互いに無理はしないようになった。
付き合い始めた頃とは違うのだから、ジョンシンは自分の気持ちを押し殺して、相手を尊重するようにしている。
デビュー以来、グループの中でずっと末っ子として位置づけられているが、少しは成長しただろうか。


会えない日が続くと、やはり不安は拭えない。
人気が高くて誰からも好かれる恋人が、いつ他の人間に掻っ攫われないとも限らないのだ。
そんなことを考えてみても嫌な気持ちになるだけなのに、取り越し苦労をする自分に苦笑してしまう。


寂しくないと言えば嘘になるが、自分ももう子供ではないのだから、ヨンファの負担になることはしたくなかった。
空虚感はジョンヒョンやミニョクとつるんだり、他の友人たちと集まったりすることで埋めるようにしている。
ヨンファと一緒にいる時のような、心から満たされる感覚とはまったく別物だったが、これはこれで楽しかった。






そして、今日、ヨンファが帰国した。
ある程度の到着時間は把握していたが、特に何も約束はしていない。
ハードスケジュールで疲れているのは目に見えているので、事務所に寄って所用を済ませたあと、今頃は自分のマンションでゆっくり過ごしていることだろう。


以前の自分なら、そんなことはお構いなしに強引にヨンファのマンションを訪ねて、彼のすべてを欲しがった。
あの頃はヨンファを繋ぎ留めておきたい一心で、三日と置かずに抱いた。
自分なしではいられない身体にしてしまおうという目論見があったからだ。


でも、最近はそんな若気の至りに、多少の抵抗を感じるようになっていた。
そこまでしなくても、ヨンファが自分から離れることはないと、ようやく確信が持てるようになってきたのと、年齢のことを持ち出せばキリがないが、何年経っても彼より年下なのは変わり様のない事実なのだから、せめて中身だけでも男らしくなってヨンファを支えていきたいと、ジョンシンはそう考えるようになっていたのだ。


シンと静まり返ったリビングの中で、聞こえるのはシンバの鳴き声くらい。
シャワーを浴びたし、そろそろ寝ようかと思っていたところで、スマホの着信音が鳴った。


「ん?」


画面を見ると、ヨンファからだった。
ちょうど今、頭の中を占領していた相手からで、思わずジョンシンの顔が綻ぶ。


「無事帰ってきたんだね。おかえり」
『寒い』
「えっ?」


せっかく労いの言葉をかけたのに、素っ気ない一言が返ってきた。
時々、ヨンファは主語や修飾語をすっ飛ばして、述語しか言わない時がある。
知り合ってからの期間が長く、それだけでも会話が成立するからそんなに困ることはないが、今日はまったくもって意味不明だった。


「寒いんなら温かくしたらいい。長旅で疲れてるんだろ?しっかり身体を休めておかないと、明日に障るよ」


多少こめかみがピクピクと動いたが、「やっぱりマンネだな」等と馬鹿にされたくなかったから、取り敢えず大人の対応をしておく。
すると……。


『俺に帰れって言うのか?』


今度は半ば喧嘩腰で、またまた理解の範疇を越えている言葉が飛び出した。


「……今、どこ?」
『お前んちのエントランス』
「ええっ!」


気まぐれ王子は、いつもジョンシンの遥か上を行く。
時々何を考えているのか理解できない時があるし、振り回されて腹の立つこともある。
でも、不思議と嫌じゃない。
どうも自分が負けている気がして認めたくなかったが、「惚れた弱み」って奴なんだろうな……。






玄関のドアを開けて出迎えると、ヨンファが憮然とした顔つきで立っていた。
外から入ってくる冷たい風にジョンシンがぶるっと身体を震わせると、部屋の中に押し込むように肩を押された。
疲れているのか、あまり機嫌はよくないらしい。


「おかえり」
「……ただいま」
「こんな遅くにどうかした?何でうちに来たの?」
「……来ちゃ悪いのかよ。迷惑だったか?」
「そ、そんなことはないけど……」


慌てて否定したが、ヨンファはややムッとした顔をして靴を脱ぐと、中に入っていく。
やはり明らかにご機嫌斜めだ。
ライブの時はあれほど楽しそうに笑っていたのに、LAで何か嫌なことでもあったのだろうか。


それでも、まさか帰国したばかりでいきなり訪ねてくるとは思ってもみなかったから、素直に嬉しい。
一途な自分がいじらしすぎて、「どんだけ惚れているんだ」と叱咤したくなる。
宥めるようにヨンファの頬に触れると、ひんやりとしていた。


「すごい冷えきってるよ。何か温かいものでも淹れよう」


ジョンシンがキッチンに行こうとすると、背後から伸びてきた手がそれを引き止めた。
ヨンファが背中にピタッと抱きついてくる。


「これじゃ、何もできないよ」
「いい。いらないから、このまま……」


顏だけ振り返るが、ヨンファは腕の力を緩めようとはしなかった。
こんな風に甘えてくるのは稀だ。


「どうしたの?何かあった?」


ずっとこの場で立ち止まっているのもと思い、ヨンファが背中に張りついた状態でソファーまで移動していると、いきなり腕を引っ張られた。


「えっ、なに…?」


ヨンファはジョンシンの手首を掴んだまま、シンバに目もくれず奥へと進む。
いつもは飼い主の自分が嫉妬してしまうくらい、すぐに話しかけてベタベタとスキンシップをするくせに。
それを期待していたのか、シンバもどこか戸惑っている様子だった。


強引に引っ張っていく指先が、微かに震えているように感じたのは気のせいだろうか。


勝手知ったる他人の家とばかりに、リビングを突っ切って寝室のドアを開くと、トンと肩を押され、不意をつかれたジョンシンがベッドの上に仰向けに倒れる。
ヨンファはジョンシンの身体を跨ぐように太腿の上に馬乗りになり、ダウンジャケットを脱ぐと、脇へと放り投げた。


「うおっ、絶景だな」


深刻そうな雰囲気を纏っていたので、ジョンシンはわざと茶化した言い方をした。
ここまで積極的なヨンファはあまり見たことがなくて、何があったのかとあれこれと思い巡らせてみる。
切羽詰まった感があり、いつもと違う恋人の様子を慎重に見つめた。


ヨンファはジョンシンの上で、勢いよく着ていた服を次々と無造作に脱ぎ捨てていく。
白くて無駄な肉のないしなやかな身体が露わになり、その艶めかしさにドキリとした。
数えきれないほど目にしているはずなのに、未だにこんな気持ちになるのが不思議なくらいだ。
ジョンシンが黙ったままじっと見上げると、「なんだよ?」という顔で見下ろしてくる。


「この出血大サービスは、何かのご褒美…とか?」
「……んなわけないだろ。俺が欲しがったら可笑しいのか?」
「そうじゃないけど、帰ってきたばっかりで疲れてるんじゃないの?」


ヨンファはそれを聞いて肩を強張らせた。いつになくピリピリとした空気が漂っている。
ジョンシンが冷静に様子見していると、ヨンファは行き場を失った子供のような視線を向けてきた。


「……どうしてそんなことを言うんだよ。最近、うちにもあんまり来なかったし、お前、俺と一緒にいたくないのか?」
「え?何それ。一緒にいたいに決まってる」
「でも……俺のこと、ずっと放っておいたくせに……」


ぷいっと視線を逸らせて黙り込んだヨンファの、不機嫌な理由が分かった。
どうやらジョンシンの自制した態度が原因で、あらぬ誤解を招いてしまったようだ。
最悪、「別れたい」だの突拍子もないことを言い出すのではないかと身構えていたが、そうじゃなくて心底安堵した。
信じられない気持ちでヨンファを見つめながら、ジョンシンは心の中に温かいものが流れてくるのを感じた。


確かに過去最高記録を出すくらい、身体を繋げていなかったかもしれない。
それは意図的ではないが、ヨンファにはそういう意味に取られてしまったのだろう。


「いいよ。嫌なら」


諦めを含んだような複雑な顔をして、寂しげに笑う。
その胸が痛むような表情を見て、ジョンシンが慌てて身体を起こすと、反動で後ろに倒れそうになったヨンファを咄嗟に片手で支える。
ヨンファを何とか落ち着かせようと、手を伸ばしてそっと頬を撫でる。


「そうじゃない」
「……………」
「お互い忙しかったし、ヨンファの負担になることはしたくなかったんだ。ごめんな」


不安そうに揺れていた瞳が、ジョンシンの言葉でようやく元の色を取り戻し始めた。


「……最近のジョンシナ、余裕ありすぎて、なんかムカつく」
「俺が?」
「前はもっとガツガツしてたのに急に物分りが良くなって、他に好きな奴でもできたのかと思った」


ガツガツ……。
面と向かって言われて、やはりそう思われていたのかと、ガックリと肩を落とす。


「俺にはヨンファだけだって分かってるだろ?」
「でも、お前の方が若いし格好良いし…。ジョンシナに付き合ってる相手がいるのか?って、いろんな現場で共演者やスタッフから訊かれたりもする…」


「で、ヨンファは何て答えるわけ?」
「……多分いるっぽいって」
「そこははっきり『いる』って言えよ。ついでに相手は自分だって付け足してくれると、もっと嬉しいけど」
「言えるか!」


唇を尖らせて文句を言うヨンファに、ジョンシンはつい笑ってしまう。


「ほら、また。余裕の笑みかよ」
「俺だって年を取ってるんだから、多少は変わるよ」
「お前は変わらなくていい。俺だけを見ていればいいんだ」


めずらしく垣間見せたヨンファの独占欲に、ジョンシンは瞠目する。
意地っ張りなヨンファは照れが先行するのか、こんな風に自分の気持ちを口にすることはあまりない。
言葉だけだと傲慢で高飛車のように聞こえるが、顔はひどくやるせない表情をしていた。


いつの間にか、ヨンファはこんなにも自分のことを想ってくれていたのか。
その気持ちを信じていなかったわけではないが、付き合い始めて何年も経つのに、全身に震えるほどの喜びを感じた。


「見てるよ。ずっと、ずっと……」


ヨンファの腰を抱き寄せると、ジョンシンの太腿に乗り上げたまま、ゆっくりと上体を倒して顔を寄せてきた。
それを迎えるように位置を合わせると、自然と唇が重なる。
触れ合わせるだけのキスを何度か交わし、ヨンファはジョンシンの首筋に鼻を擦りつけるようにしながら縋りついてくる。


ライブ中、ジョンシンは演奏しながらもヨンファのことが気になり、不自然にならないように気をつけながら、つい目で追ってしまう。
歌っている時の彼は心から楽しそうで、最高に綺麗で輝いているのだ。


「ライブの時さ、汗をかいて飛び跳ねてるヨンファがすごく色っぽくて、いつも目のやり場に困る」
「……そんなの初めて聞いた」
「口に出さなかっただけで、ずっとそう思ってたよ」


ジョンシンはヨンファの髪に頬を埋めて、指先で梳きながら幸せを噛み締めた。
ヨンファに引っ張られて自分たちもボルテージを上げて、熱気に包まれた中で演奏をする。
四人が一体となれるこの空間が好きで、自分にとっては何よりもかけがえのないひと時なのだ。


ライブでのヨンファは毎回全力投球で、さまざまなパフォーマンスで観客を魅了し続けている。
会場中を走り回ったり踊ったりしてハイテンションで盛り上げて、またトーク力の高さも素晴らしいとしか言いようがない。


常にファンのことを考えていて、喜ばそうというサービス精神は見習わないといけないが、ジョンシンにとってはいいことばかりではない。
ヨンファがジョンヒョンと親密そうに寄り添って、いい雰囲気を見せつけられると、正直面白くないのだ。
そこに恋愛感情が介在していないことは十分承知していても、あまりいい気はしない。


「ヒョニヒョンと仲良さそうにしてるのを見ると、妬ける」
「俺にはお前だけだって」
「分かってるけど、焼き餅くらい焼くよ」


それに対抗するわけではないが、ヨンファが自分の方に近づいてきて一緒に演奏したり構ってくれるのが、何よりも嬉しかったりする。
公私混同してはいけないのは分かっていても、つい顔が綻んでしまう。


「ステージの上で、何度もキスしたくなったよ」


ジョンシンは目の前のヨンファに軽く口づけて、数日前のライブを思い返す。
肌や唇が触れ合いそうな至近距離で、ジョンシンは何度も理性と闘っていた。
それを言うと、ヨンファは照れたように長い睫毛を瞬かせ、「俺も…」とはにかんだ笑みを見せる。


「ライブ、すっごい盛り上がって楽しかったな」
「ヨンファがさ、お尻を向けて何度も迫ってくるから参った。あんなことされたら、ベースが弾けないだろ」
「お前こそ…急に反対を向くから、めちゃめちゃ焦ったじゃないか」


ジョンシンが嬉しそうに目許を和ませると、ヨンファもそれにつられて肩を震わせた。
二人して笑い合って、啄むようなキスを繰り返す。
そして、またその時のことを思い浮かべて笑みが零れる。
自分が大切にしている相手が幸せそうにしているだけで、こんなにも心が満たされるものなのか。


ふとジョンシンが真顔になると、ヨンファが顔を覗き込んでくる。


「どうかしたか?」
「いろいろと悪かったよ」
「え?」
「ヨンファよりも年下だけど、寄り掛かってもらえるくらいの頼られる男になりたいと思ってんだよ。あんまり無理なことを言って、愛想を尽かされたくないしさ」


お互い忙しくて会うのがままならなかったり、ライブの時もホテルが同室でなければ肌を触れ合わすこともない。
精神的な絆ができたと思ったからこそ、ジョンシンもそんなに逼迫していなかったのは事実で、それが恋人を不安にさせる要因になっていたのなら、申し訳ないと思う。


「ん?どうしたの?」


ヨンファが黙りこくっているので訊ねると、意外な言葉が返ってきた。


「お前は着実に成長し続けてるよ。……すごく頼もしいと思ってる」


そして、いきなり強く引き寄せられたかと思うと、唇と唇が重なり合う。
今日のヨンファは本当にたまらない。
自分にとって一番幸せな居場所はここ。すなわちヨンファのそばにいることなのだ。


本業以外に新しいドラマも始まり、MCのレギュラー番組もある。
別々の仕事をすることが増えてきても、帰って来るところは決まっていつも同じ。
その確固たる心の支えがあるからこそ、踏ん張って仕事に邁進できるのかもしれない。
ずっとヨンファに追いつきたいとその背中ばかり見てきたけれど、少しは肩を並べられるくらいにはなっただろうか。


もうじき日付が変われば、また二人には仕事が待っている。
疲労が溜まっているはずのヨンファのことを思えば、何もせずにこのまま寝かせた方がいいに越したことはない。
でも、そうしたくない自分がいた。


心の中で葛藤しながら動かないままでいると、我慢しきれなくなったようにヨンファが自分からジョンシンの首に両腕を回し、熱心に舌を差し入れてくる。
それに触発されて、噛みつくような口づけに発展すると、もう後戻りができないところまで来ていた。


ヨンファのジーンズを下着ごと脱がせ、ジョンシンも着ていた服をすべて脱ぎ捨てた。
素早く体勢を入れ替えると、ベッドに押し倒し、そのままヨンファの上に覆い被さる。
すぐに腕を伸ばして、切ない瞳で見上げてくるしどけない姿に、ジョンシンの理性は完全に崩壊した。
熱い肌を重ね合わせ荒々しく舌を絡ませると、ヨンファの腕から徐々に力が抜けていく。


名残惜しい気持ちで唇を離れると、喉の尖りを辿り、鎖骨まで到達する。
強く吸いついて赤い印を残すと、すぐ下にある胸の突起へと唇を近づけた。
舌先が触れた瞬間、顎を仰け反らせて喘ぐヨンファにぞくりと欲情し、その反応が嬉しくてジョンシンは執拗に口中で弄んで、恋人を思う存分啼かせる。


その間に右手は下半身へと伸ばし、ゆっくりと上下に動かす。
濡れた先端を指で刺激すると瞬く間に形を変え、間髪入れずに口に含むと、ヨンファが息を呑む気配がした。
懸命に舌を使っていると、甘い喘ぎ声が漏れてくる。


「あ…ぁっ……っ……や…ジョンシナ…っ」


口淫に夢中になりながら後ろの入口に指を忍ばせると、時間をかけて念入りに中を解していく。
次第に指の本数を増やし抜き差しすると、ヨンファのそこは蕩けるように柔らかくなり、すぐにでも味わいたくなった。


「……駄目だっ……もう……っ」


両方を同時に責めたことにより限界が早く近づいたのか、ジョンシンの髪を掻き乱しながら大きく背中を震わせると、ヨンファは熱を吐き出した。
それを当たり前のように飲み干し、ジョンシンが手で口を拭っていると、ヨンファは荒い呼吸を繰り返しながら居た堪れないような顔をする。


「すごい濃いね。一人でしてなかった?」
「お前がいるのに何で……っ」
「俺は何度もしたよ。ヨンファを想像して」
「馬鹿…野郎……」


色っぽい顔で言われても効果はなかった。
黒い瞳を潤ませて息をつくヨンファはひどく扇情的で、ジョンシンは思わず目を眇めた。


身体を起こしてヨンファに圧し掛かろうとすると、脚を開いて迎え入れる従順さに眩暈を覚える。
ゆっくりと身体を進めると、深く繋がった箇所がジョンシンをきつく締めつけてきた。
腰を使うと、すぐに鼻にかかった甘い声が漏れてきて、ジョンシンは自分を呑み込む狭くて熱い粘膜に酩酊した。


たまにはこんなオーソドックスなセックスもいい。
原点回帰ではないけれど、逆に新鮮味があって、付き合い始めた頃の記憶が蘇ってくる。
男を受け入れるようにできていないヨンファにはかなりの負担だったと思うが、回を重ねるごとにジョンシンの身体に馴染んでいき、二人の気持ちは揺るがないものとなったのだ。


快感に打ち震えているヨンファは、硬く張り詰めたものを離すまいと貪欲に中へ誘い込もうとする。
ジョンシンは角度を変え、より乱れさせる場所を突き上げた。


「あぁっ……そこっ……」


ヨンファは背中を弓なりに反らせ、嬌声を迸らせた。
ジョンシンが本格的に腰を使い始めると、重なり合った身体に甘い痺れが駆け抜けているのか、小刻みに震えている。
耳朶を優しく噛みながら深く繋がったところを擦り上げると、声にならない悲鳴がヨンファの口からついて出た。
何から何まですべてが愛おしい。


「ずっと一緒にいよう」と誓い合ったあの日のことは、今でも昨日のことのように覚えている。
長く付き合っているといろいろなことが起こり得るが、それもまた二人の絆を強めるスパイスにしかすぎない。
障害があればあるほど、それを乗り越えてより一層愛情が深まる。


これからも二人で焦らずゆっくり歩んでいけばいい。先は長いのだから。


優しい夜の中で、恋人とともに快楽を追うべく、ジョンシンはそのしなやかな肢体に何度も身を沈めていった。





End





にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

ランキングに参加しています♡バナーを押していただけると、励みになります♡♡
スポンサーサイト



haru
Author: haru
CNBLUEのBL小説を書いています。CPはシンヨン&釜山ズ&ミニョヨンです。ヨンファ溺愛主義でとんでも妄想ばかりですが、愛だけはぶっこんでいます。
話のトーンはほのぼの、甘々、コミカル、シリアス、切ない系。ハピエンオンリーです。
基本マイペースでランダム更新。妄想は思いつくまま、気の向くまま。R18の内容が含まれているため、未成年の方、苦手な方は閲覧にはくれぐれもご注意下さい。
尚、当ブログに掲載している作品はすべて私個人のオリジナルですので、模倣、転載等はご遠慮願います。

Comment(0)

There are no comments yet.