CNBLUEのBL小説ブログです。ヨンファ溺愛主義で、シンヨン&釜山ズ&ミニョヨンの話を書いています。

蒼き運命 -アオキサダメ- 80

2019年08月10日
蒼き運命 -アオキサダメ-(極道パロ) 0






すぐに抵抗するかと思いきや、吐精の余韻がいまだ覚めやらぬヨンファはどこかぼんやりとしているようだった。
ベッドをほのかに浮き上がらせている間接照明のオレンジ色の光が、よく状況が呑み込めないまま、ジョンヒョンに誘導される形で四つん這いになった裸身をひどく艶めかしく照らしている。
惜しげもなく晒された背中から腰のしなやかなライン、小ぶりな臀部、すらりとした脚があまりにも扇情的すぎて、ジョンヒョンは目を細めてしばし見惚れた。
金髪と相まっているせいもあり、たとえようのない色香に軽く目眩を覚え、思考までも霞みがかっていくような錯覚に陥る。
穴があくほど見つめていると、視線に気づいた恋人が戸惑いがちに再度こちらを振り返った。


「――こんな格好……、嫌、だ……」
「どうしてだ? 初めてじゃないだろう」


突如、言い知れぬ不安感に襲われたのか、ここにきて初めてヨンファの口から拒絶の言葉がこぼれた。
今にも消え入りそうな声で呟いたあと、やや混乱したように何度か瞬きを繰り返し、所在なげに視線を彷徨わせる。
羞恥に大きな瞳を潤ませており、誰よりも気高くて美しいヨンファがごく稀に見せる健気で可愛い一面だ。
大抵は顔がよく見える正常位で繋がり、途中から後背位や対面座位に移行することはままあった。
半ば意識が飛んでいるような状態だとそれとなく体位を変換しやすいのだが、最初からこの体勢は抵抗があるのだろう。
せっかく甘やかな雰囲気に流されかけていたのに、なかなかすんなりとはいかないものだ。
ベッドに這った格好をさせられていることに動揺を隠せないようで、落ち着かせようと背後から綺麗な肩甲骨のあたりにキスをひとつ落とすと、ヨンファは小さく身じろぎした。


「い、やだ、――。見るな……」


いつになく『イヤイヤ』を繰り返す二歳児みたいなヨンファに、やに下がっていたジョンヒョンの口許が思わず綻ぶ。
普段の高潔で凛とした佇まいとは正反対の、滅多に見られない貴重な姿だ。
――欲しくて欲しくて、たまらない。
ヨンファへの恋慕を自覚した頃から抱いている胸が疼くような愛おしさとともに、打算的とはかけ離れた価値観を持った彼に微笑ましさを感じた。
こういう世間擦れしていないところが、ジョンヒョンの心を深く捉えて離さない要因のひとつでもあり、ますます夢中にさせるのだ。


「綺麗なんだから、照れなくてもいいのに」
「……うるさい」


しなやかで淫靡な裸身を前にして、異様なまでの興奮を抑えるためにジョンヒョンは声を低める。


「言っておくが、ヨンファの身体のことなら俺の方がよく知っているぞ。ほくろの位置はもちろん、どこをどう擦れば感じるのかってこともな。俺たちの仲で、今さら恥ずかしがる必要はないだろう」
「――! いちいち言葉にするなっ」
「すべて本音だが、嫌なのか? 俺はヨンファには、嘘がつけない性分でな」
「――……っ」


いつにもまして饒舌なジョンヒョンにたじたじとなったのか、ヨンファは急に黙り込んだ。
わずかに目を伏せたまま、少しでも露出した素肌を隠そうとするかのように膝を深く折り曲げ、シーツの上に突っ伏してその身を丸める。
畳みかけるような言葉だけでなく、無遠慮な視線から逃れたいのがモロバレだ。
小さな子供によく見られる、スフィンクス型の寝相のような体勢になったヨンファに、ジョンヒョンは途方に暮れてしまった。


「――ヨンファ。これじゃ、何もできない」
「い、いい! しなくていいっ」


ひどく感じやすいのに、本能の赴くままに快楽を追及するよりも、羞恥の方が勝っているのがいかにもヨンファらしい。
加えて、無自覚にジョンヒョンの下心を妙に刺激してくるから、たちが悪いことこの上ないのだが、当の本人はあまり分かっていないようだ。
とは言え、――……ほとほと弱り果てた。
これまで、セックスの最中にこんな子供じみた行動を取る相手がいただろうか。
いや――否だ。いまだかつてない。
色恋沙汰に聡いタイプではないヨンファならではという他なく、稚拙な振る舞いに思わず笑みがこぼれそうになった。
さて、この予測不能な可愛い生き物をどうしてやろうかと思う。


「それは、少し酷じゃないか? 俺をこのままにして、リタイアする気か」


正直なところ、生殺し状態が続いているジョンヒョンの忍耐にそろそろ限界が近づいてきたようだ。
身体の奥底でずっと荒れ狂っている、欲望を一刻も早く吐き出したいという切実な想いは膨れ上がる一方だった。


「そういう意味じゃ、なくて……。――早くすれば、いいだろ……」


大胆な台詞とは裏腹に、ヨンファが落ち着かなげになめらかな線を描く背中を揺らす。
つまり、『前戯はもういいから、速やかに挿入しろ』と言いたいのだ。
ヨンファのマンションを訪ねれば、必ずといっていいほど肌を合わせるが、毎回オーラルセックスというわけではなかった。
仕事の合間など限られた時間内での逢瀬なので、愛撫はほぼ手淫のみ、挿入も一度きりで終わらせる日もあるくらいだ。
こんなにじっくり時間をかけてというのは逆に珍しいだけに、ヨンファとしてもどうしていいのか分からないのだろう。
欲しがってくれるのは嬉しい反面、ローションやジェルなどの潤滑剤を用意していないため、何の準備もせずに結合することは到底できなかった。


「無茶を言うな。ちゃんと慣らしてからでないと、傷つかないって保証はないんだぞ」
「――………」
「それとも、俺の忍耐力を試しているのか? さっきから、やたらと煽りまくってくれているが……」
「ち、違う――、そんなわけ、ないっ」


追い打ちをかけるように言葉を継ぐと、ヨンファは狼狽したようにかぶりを振る。
恋人にそんな芸当ができるとは端から思っていないが、どんな可愛いリアクションをしてくれるのか見たくて、ついあれこれ構いたくなるのだ。
ヨンファが望むなら、どんな些細なことでも可能な限り応えてやりたい。
だが、女と違って繋がる箇所に潤いが足りない分、しっかりほぐしておかないと受け身の彼が辛い思いをするのは明らかだった。


少し待ってみたが、伏し目がちのヨンファは身を硬くするばかりで、強情にも動こうとしない。
このままでは埒が明かないな……、と思った時、逡巡しているヨンファの耳許がほんのりと赤く染まっているのに気づいた。
ジョンヒョンは安心させるように背中から腰へと撫で下ろしていき、さらに畳み掛けるように後ろから唇を寄せて吐息を吹きかけた。


「身体の力を抜いて、すべて俺に任せておけばいい。悪いようにはしない」
「――ん、ぁ、……っ」


耳殻をやさしく甘噛みしながら囁くと、感度がいいだけあり、ヨンファは期待通りにびくりと肩を震わせて息を乱す。
故意に低くした声も、ダイレクトに脳天まで響いているはずだ。
完全に背後を陣取ったジョンヒョンは、そのタイミングで腰骨を掴んで下肢を軽く持ち上げ、再び腰だけ後ろに突き出させるような格好にさせた。
ヨンファが身体を強張らせるのもお構いなしに、媚態を眺めながら脚を大きく割り開かせて、その刺激的な光景にしばし我を忘れる。


「やっ、……だ、……こ、んな――」


たまらなく淫靡な姿は、いつにもましてジョンヒョンを興奮させた。
両手の中にすっぽりと収まってしまう、触り心地がいい小さな臀部に顔を埋めようとすると、痛いほどの視線とかすかな息遣いで何をしようとしているのか察しがついたらしい。
まさかそんなことをされるとは、直前まで露ほども思っていなかったに違いない。
触れる寸前に、横合いから伸びてきたほっそりとした手にガードされてしまった。
無防備にすべてを晒すことに相当抵抗があるようで、ジョンヒョンの視界から遮断したものの余計卑猥に見えて、無意識の痴態がこれでもかと煽ってくる。


苦肉の策として、何とか阻止しようと咄嗟に行動に出たのだろうが、隠されるとどうしても見たくなるのが男の心情というものだ。
たとえて言うなら、アダルト雑誌の袋とじのような感じに近い。
結果的に、それがまたそそられる材料になるので、明らかに逆効果だった。
煩悶しているヨンファの手首を掴んで難なく剥がした途端、珍しく取り乱す。


「あっ、――や、だ……、よせ……っ」
「隠さないで、ちゃんと見せて」
「……それだけは、嫌――」
「駄目だ。今夜ばかりは譲らない」


皆まで言わせずにぴしゃりと遮ると、ジョンヒョンの強引さに驚いたのか、肩越しに振り向いた繊細な造りの貌には戸惑いの色が浮かんでいた。
危うさと憂いを帯びた眼差しが縋りつくように揺れるのを目の当たりにして、一瞬気持ちがぐらつきそうになったが、かえって加虐心を煽り立てられてしまい、尚もって愛しさが募ってくる。
日頃はある程度自制しているジョンヒョンが、今日ほど己を律する自信がないのは初めてだ。
逃げ道をすべて塞いで、自分の腕の中でとことん啼かせて溺れさせたい。
我ながら、狂気じみた想いだと呆れてしまう。


「そもそも、俺を焚きつけたのはヨンファの方だ。今さら、身に覚えがないとは言わせない」


有無を言わせぬ強い口調でとどめを刺して、白い双丘の狭間からさらにその奥へと指をすべらせた。
怯んだようにヨンファが腰を大きく揺らめかせたのを無視し、慎ましやかな入り口を指先でそっとなぞる。
反射的に逃げかけた肉薄な臀部を強い力でがっしり掴んだジョンヒョンは、そのまま両手でゆっくりと左右に押し広げた。


「……っ、や、――あ、……っ」


決して日に焼けることがない淡い色味の下肢が眼前に露わになり、興奮で息を荒げそうになるのを寸でのところでこらえる。
こんなところまで綺麗な色をしていることに、内心感嘆するばかりだ。
自分以外は誰も知らない場所だと、喉の奥から引き攣った喘ぎを漏らしながら羞恥に身を捩るヨンファを見やる。
間近でじっくりと堪能したのち、満足げに目を細めたジョンヒョンは身を屈め、健気に震えるそこに優しく口づけた。


「――……、っっ……!」


途端に、声にならない嬌声を上げて、ヨンファの背が弓なりに反り返る。
両方の指先にぐっと力を入れると、固く閉じたままの入り口が綻ぶようにわずかに奥が開き、無防備な桜色の粘膜が覗いた。
思わずふるいつきたくなるようなエロティックな眺めは、筆舌に尽くしがたいものだ。
隈なく暴かれてしまい、本人は半ばパニック状態になっているのだろう。
惑乱したようにヨンファが頭を振るたびに、眩いばかりの金色の髪が明かりによって美しく煌めいた。


「ヒョ――、……っ」


唇を噛み締めたのか、さも居たたまれなさそうに声を押し殺し、可哀想なくらい全身を竦ませているのが分かる。
いつまでたっても物慣れないヨンファを愛おしく思いながらも、拒む隙を与えまいと、ジョンヒョンが硬く尖らせた舌先でくすぐるように舐め上げれば、剥き出しの箇所はぴくんぴくんとおののくように震えた。
これ以上ないほど性欲を喚起され、まったく歯止めが利かない。
ジョンヒョンはふたりがひとつになるための狭い箇所に繰り返し舌を這わせてから、抉るように突き入れた。
こじ開けるようにたっぷりと濡らしていくうちに、次第に柔らかくほぐれていき、誘い込むように轟き始める。


「……駄、目っ、だ……、ヒョニ……っ」


執拗な愛撫にたまりかねたらしく、全身から力が抜けきったヨンファは弱々しい声音で懇願し、シーツの上にくたりと身を伏せた。
この様子なら、もう大丈夫だろう。
聞く耳を持つつもりがないジョンヒョンは舌を使うのをやめて、代わりに指を忍び込ませた。


「……っあ、……――ンッ」


すでに道ができているので、無理のない力で狭い進路を指先で押し広げながら突き進めば、吸い込むようにいざなわれる。
難なく侵入を果たすと同時に、内壁が待ち侘びていたかのようにジョンヒョンの人差し指に絡みついてきた。


「いつもより熱いな。アルコールのせいか」


羞恥心を煽る言葉とともに付け根まで埋まった指でぐるりと掻き混ぜると、咎めるように濡れた粘膜がぎゅっと締めつけてくる。
感度のよさに口許が緩みそうになったジョンヒョンは、そのまま中の指をかぎ状に曲げた。
ちょうど第二関節あたりに、コリコリとした硬いものが当たる。――前立腺だ。
蠢かせるようにまさぐり、優しく押すように擦り上げるだけでヨンファは艶めいた掠れ声で甘く喘ぎ、たまらなさそうにしなやかな背中を反らせた。


「んぁ……、あっ――……」


もっともっと見悶えさせたいと、恋人の反応を見ながら慎重に指を出し入れし、わずかな隙間に舌を沈み込ませる。
与えられる快感が深すぎるのか、首をしきりに振っているヨンファの様子を視界に収めたまま少しずつ角度を変え、指の本数を増やしていった。


この奥にひとたび入り込めば、目の眩むような凄まじい悦楽がもたらされることをジョンヒョンは身をもって知っている。
収縮する内壁にしっとりと温かく包み込まれたかと思うと、うねるような淫猥な動きに翻弄されるのだ。
十分に蕩けていながらも、引き絞るようにきつくぎちぎちに食い締めてくる。
まるでジョンヒョンから精をすべて搾り取ろうとしているのかと勘違いしてしまうほどの貪欲さで、そうなると制御不能で腰が止まらなくなり、挙句の果てに完敗という有様……。
少しでも長く愛しい身体の中で保たせたくても、こらえきれずに白濁を迸らせたのは一度や二度ではない。そのくらい気持ちがいいのだ。


時間をかけて丹念に慣らしたせいで、知らず知らずのうちに、ほどよく潤っている粘膜はすっかり受け入れ準備が整っていた。
ヨンファの前では常に悠然と構えていたいのだが、我知らず息が荒くなる。
同時に、獰猛な情動まで込み上げてきて、ジョンヒョンはヨンファの中からやんわりと指を引き抜いた。
その流れで、目の前の細い腰を手のひらでゆっくりと撫で下ろすと、ぴくんと反応が返ってくる。
どうやら、こちらの思惑に気づいたらしい。


「そろそろ、いいか?」
「――………」


首を捻って背後に向けてきた顔は、かすかに赤らんでいた。
了承を得たと解釈したジョンヒョンは、いつの間にか弛緩したようにベッドの上に伏していたヨンファの腰だけを高く掲げた姿勢にする。
すっかり色づいた肢体を早く味わいたいがために、我ながら驚くほどの性急さだ。
すらりとした両脚を左右に大きく割り開いてから腰骨を掴み、覆い被さるように背後から重なっていく。 
そして、十分に慣らした場所に、下腹につくほど漲っている己自身をあてがった。
先走りを塗りつけるように何度も濡れた先端を押し当てると、ヨンファが息を呑む気配がする。


「――、あっ……、そんなの無、理……っ」


幾度となく奥深くまで咥え込んでいるのに、いつもより質量が増しているからか、ジョンヒョンの硬度と大きさにおののいているようだった。
息を詰めたまま、細くてしなやかな指がぎゅっとシーツを鷲掴みにするのが視界に入る。


「大丈夫だ。痛い思いはさせないから」


無駄な肉のない背筋を綺麗だと思いながら、決してヨンファを傷つけないように、ジョンヒョンは昂ぶりきったものをゆっくりと慎重に埋め込んでいった。





To be continued





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haru
Author: haru
CNBLUEのBL小説を書いています。CPはシンヨン&釜山ズ&ミニョヨンです。ヨンファ溺愛主義でとんでも妄想ばかりですが、愛だけはぶっこんでいます。
話のトーンはほのぼの、甘々、コミカル、シリアス、切ない系。ハピエンオンリーです。
基本マイペースでランダム更新。妄想は思いつくまま、気の向くまま。R18の内容が含まれているため、未成年の方、苦手な方は閲覧にはくれぐれもご注意下さい。
尚、当ブログに掲載している作品はすべて私個人のオリジナルですので、模倣、転載等はご遠慮願います。

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