CNBLUEのBL小説ブログです。ヨンファ溺愛主義で、シンヨン&釜山ズ&ミニョヨンの話を書いています。

蒼き運命 -アオキサダメ- 76

2019年05月03日
蒼き運命 -アオキサダメ-(極道パロ) 0






「あっ、待っ……、ベルトが……」


普段よりも上擦ったような甘さが混じった声で訴えかけられ、我に返ったジョンヒョンはヨンファから一旦身を離した。
恋人の身体を貪ることに夢中になるあまり、指摘されてようやく気づいたのだ。
俺としたことが……、と慌てて傍らに両膝をついたジョンヒョンは、荒々しくバックルを外してベルトを抜き取った。
続いて、いつにない性急さで邪魔なスラックスとボクサーブリーフをベッド下へ脱ぎ落とす。
窮屈な布地をすべて取っ払ったため、あからさまに反応している下肢はもはや隠しようがなかった。


「………っ」


小さく息を呑むような気配を感じて視線を向けると、頬をかすかに上気させたヨンファがどこか戸惑ったように長い睫毛を瞬かせている。
すっかり臨戦態勢に入っているジョンヒョンを見て驚くのも当然だろう。
そもそも余裕なんてものは端からないし、なけなしの理性はとうの昔に遥か彼方へ吹っ飛んでいる有様なのだ。
オレンジ色の間接照明のみが仄かに周囲を照らしている部屋の中で、ジョンヒョンはシーツの上に横たわったままのヨンファをじっと眺めた。


完全にはだけているパイル地の白いバスローブは、両腕と腰のあたりを辛うじて覆っている状態だ。
露わになった薄い胸、細い腰回り、すらりとした太腿や脚がやけになまめかしく目に映り、舐めるように見てしまう。
無駄な肉が一切ついていない上に、指と唇で執拗に責め立てたせいでぷっくりと硬く勃ち上がったままの乳首が実に淫靡だ。
扇情的な肢体に軽い目眩すら覚え、同時に喉が妙な渇きを訴えてきた。
本人は意識していないのだろうが、むしゃぶりつきたくなるほど蠱惑的で、最愛の人の凄艶な半裸姿を眼前にして冷静でいられるはずがない。
しかも、柔らかい光を受けて、眩いばかりに輝いている金色の髪がさらにこれでもかと追い打ちをかけているのだ。


人工色素で染められたものだが、明るい髪色になっただけでこれほどまでにがらりと印象が変わるとは、正直なところ度肝を抜かれた。
白い肌によく映え、母親譲りだというノーブルな美貌と相まって、より華やかで魅力的になっている。
澄んだ透明感を纏ったヨンファの魅力を最大限に引き出したホンギはさすが親友という他なく、最大級の賛辞を贈りたいくらいだ。
ただ、それも今夜一夜限りだと思うと、非常に残念でならない。


「……ヒョニ?」


微動だにしないジョンヒョンを不思議に思ったらしく、憂いを帯びた眼差しをしたヨンファに名を呼ばれた。
誘うようにしどけなく開かれた唇はひどく無防備かつ官能的で、視界に入っただけですぐに味わいたくてたまらなくなる。
非の打ちどころがないルックスに完全に搦め捕られてしまったジョンヒョンは、貴重な姿を目に焼きつけたまま、ヨンファに乗り上がるような形で再び覆い被さった。


「悪い。つい見惚れていた……」


照れ隠しもあって端的に答えながら鮮やかな金髪をやさしく掻き上げ、露わになった白皙の額に慈しみを込めてそっと口づけを落とす。
瞼、鼻筋、こめかみ、頬にもいくつものキスの雨を降らせていくと、じっとこちらを見つめる大きな瞳と視線が絡み合った。
わずかに潤んだ美しい双眸の奥を覗き込めば、陶然とした色合いが滲んでいるのが分かり、深い愛情が伝わってくる。
こんなにも満ち足りた気持ちにさせてくれるのかと、静かに幸せを噛み締めつつ顔を近づけたのとほぼ同時にしなやかな両腕が伸びてきて、縋るようにジョンヒョンの首を掻き抱きながら唇が重なってきた。


「――………」


驚愕で一瞬動きが止まってしまったが、すかさず片腕で痩身をしっかりと抱き留めてから歯列を割って舌先を忍び込ませると、ヨンファは濡れた舌をそっと絡めてくる。
求めに応じて口腔内の奥深くまで侵入し、甘美な舌にやんわりと歯を立てて搦め捕る一方で、なめらかな胸許を探るように手を這わせた。


「……っ、ンッ――」


腕の中のヨンファの肩が小さく跳ね、仰向いた喉奥から漏れ聞こえる艶めいた声にひどくそそられる。
アルコールの影響もあるのか、シャワーを浴びたばかりの素肌は火照ったようにしっとりと熱を帯び、まるであつらえたようにぴったりとジョンヒョンの手のひらに馴染んだ。
加えて、ふわりと立ち上る甘い匂いが鼻先をくすぐり、シトラス系のボディソープの芳香にすら煽られる始末だ。


濡れた音を立てて舌を絡ませると、首に回された腕にぎゅっと力がこもるのが分かる。
何となく先をせがまれているような気がして、箍が外れてしまったジョンヒョンはもっと濃厚な本気のキスを仕掛けた。
きめの細かい肌をまさぐりながら、柔らかい唇を食むように貪るたびに揺れる腰をもう片方の腕できつく抱き締め、吐息ひとつ漏らせないほど執拗に舌先を吸う。
ヨンファはおとなしく受け入れるだけでなく懸命に応えてくれ、ふたりは舌の根が痺れそうなくらい夢中になって唇を重ね合った。


長く続く甘いキスを存分に堪能していると、「……んっ」と鼻にかかったなまめかしい喘ぎをこぼしながら薄い肩を上下させているのに気づき、ジョンヒョンはようやく唇を離す。
途端に、ヨンファは力を失ったようにぐったりとベッドに沈み込んだ。
両頬をうっすら紅潮させた恋人の顔を上から覗き込みながら、いつになく独占欲と征服欲が掻き立てられているのをはっきりと自覚する。


――ヨンファの心も身体も、すべて俺のものだ。


しどけなく横たわり、伏せた長い睫毛を震わせて浅い呼吸を繰り返している姿は普段のストイックな彼からは想像できないほど情欲的で、ジョンヒョンは名残惜しげに鼻先を擦りつけたり、頬に触れるだけの軽いキスをした。
その際、完全に昂ぶっていた硬い屹立が太腿のあたりに触れてしまい、ヨンファはぴくりと腰を蠢かす。
彼を貪ることに夢中になっていたため、あまり気に留めていなかったのだ。


何を思ったのか、シーツに片肘をついて身を起こしたヨンファは、かすかな衣擦れの音とともに白いバスローブをゆっくりとした動作で素肌から滑らせるように脱いでいく。
そんな仕草ひとつにも目を奪われてしまい、ジョンヒョンはもはや興奮を抑えきれなかった。


南部洞組との宴席でヨンファと言い合いになって以来、どれほどこの瞬間を待ち侘びていただろうか。
染みひとつない身体は、抱き潰してしまうのではないかと危惧するほど華奢だ。
肌を重ね合い、温もりを共有することがこんなにも幸せだと教えてくれたのはヨンファだった。
ただ欲望を吐き出すだけが目的の無機質で虚しい行為では、到底得ることができない。
ジョンヒョンが人間らしさを完全に失わなかったのは、彼の存在があったからこそだ。
そんなことを思案していたところ、不意に向かい合っていたヨンファがにじり寄り、距離を詰めてきた。


「――ヨンファ?」


傍らまで身を寄せてきたヨンファの視線が、下肢に注がれているのが見て取れる。
そして、どこか躊躇いがちに目を伏せたかと思うと、おもむろにジョンヒョンの方へ手を伸ばしてきた。





To be continued





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haru
Author: haru
CNBLUEのBL小説を書いています。CPはシンヨン&釜山ズ&ミニョヨンです。ヨンファ溺愛主義でとんでも妄想ばかりですが、愛だけはぶっこんでいます。
話のトーンはほのぼの、甘々、コミカル、シリアス、切ない系。ハピエンオンリーです。
基本マイペースでランダム更新。妄想は思いつくまま、気の向くまま。R18の内容が含まれているため、未成年の方、苦手な方は閲覧にはくれぐれもご注意下さい。
尚、当ブログに掲載している作品はすべて私個人のオリジナルですので、模倣、転載等はご遠慮願います。

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