CNBLUEのBL小説ブログです。ヨンファ溺愛主義で、シンヨン&釜山ズ&ミニョヨンの話を書いています。

Manito 14

2018年09月15日
Manito 4






冷静になってみると、リビングのラグの上で事に及ぼうとするなんて、どうかしていたのかもしれない。
だが、たった数分の間に状況が激変してしまうという、あまりにも唐突すぎる展開に加え、相手がジョンシンなのだ。
肌を合わせたいという強い欲求に駆られたヨンファには、その時、そこまで考える余裕はなかった。


躊躇いのない手つきですべてのボタンを器用に外され、前が完全にはだけて露わになった素肌に上から無遠慮な視線が注がれる。
羞恥を覚えたヨンファは居たたまれなさに「ジョンシナ……」と、上目遣いで見つめたまま男の名前を口にした。
吸い込まれそうなほど綺麗な二重の瞳に見下ろされ、胸が締めつけられるような気分で見返す。
それが合図となってしまったのか、再び覆い被さってきて、丁寧にそっと口づけられた。
まだ信じられない思いのヨンファは、ジョンシンに応えるべく角度を変えながら重ね合い、互いの奥深くまで探るように舌先を絡ませる。
頭の芯が痺れるような巧みなキスに何も考えられず、次第に頭の中は霞みがかったようにぼうっとしてきた。


「――ヒョン」


耳触りのいい低く掠れた声音で囁かれ、普段よりもどこか甘さが帯びたような響きに理性を完全に打ち砕かれる。
思わず息を呑んだ時には、伸びてきた長い指先に喉許をすっと撫でられていた。
そのまま鎖骨からウエストのラインに沿って大きなてのひらがじかに這っていくだけで、肌が震えそうになる。
いつものじゃれ合うようなスキンシップとはわけが違うのに、嫌悪感はないのだろうか。
ジョンシンの意図がどうにも読めなくて、今、目の前で起きていることが現実ではなく、夢のように思えた。


なかなか慣れない感覚に固まりかけていると、「大丈夫だから、リラックスして」と言いながら、滑らせていた指先が胸の尖りを捕らえる。
指の腹で輪郭を確かめるように先端を刺激されて、ジョンシンはそっと唇を寄せてきた。
手慣れた様子の男に、これまで何人の女性に同じことをしたのかと、想像しただけで胸の奥が苦しくなる。
片方は指先で弄られながら、もう一方の淡く色づいている箇所に舌を這わせたあと、啄むように口に含まれた。
湿った音を立てて吸いつかれ、今まで感じたことのないぞくぞくとした甘い痺れが全身を駆け抜ける。


徐々に噛みつくような勢いでそこかしこにキスを浴びせられれば、もうひとたまりもなかった。
いくら押し殺してもすぐに喘ぎが漏れてしまい、息が切れ切れに乱れ始めた頃には、身に着けていたものはひとつ残らず取り払われていた。
今までは布きれがあるだけで誤魔化せていた部分も、何も隠すことができない状況だとあからさまに晒される羽目になる。
頭がついていかないヨンファは黒いラグの上に転がされたままどうすればいいのか分からず、落ち着かない気分で視線を彷徨わせた。


こちらをちらりと一瞥したジョンシンが目の前で着衣をすべて脱ぎ落としていく様子が視界に映り、心拍数が上がっていく。
張りのある筋肉に覆われた逞しい身体つきに目を奪われていると、愛おしい重みが圧し掛かってきた。
心地よい温もりにほうっとひとつ息を吐いたところで、やんわりと脚の間を探られて全身が竦み上がる。
あっ……、と思った時には、動揺を宥めるように柔らかい口づけが降ってきた。
舌先を繰り返し吸われながら、大きな手の中で執拗に煽るように強弱をつけて擦られ、腰が跳ねる。
湧き上がってくる快感とともに背中から腰にかけてぶるっと震えが走り、いつしか濡れた嬌声が喉の奥からこぼれ落ちていた。


「……っ、……ぅ……んっ」


慌てて唇を噛み締めたものの、さらにヨンファを翻弄しようとしてか、ひどく優しい手つきで揉み込むように刺激を与えられ続ける。
もはや後戻りできないほど高まってしまい、瞬く間に押し寄せてくる波に呑まれたヨンファは自らを解放した。
息つく間もなく、こちらに注がれる視線に気づき、頭の中が沸騰する。
ヨンファを限界まで追い詰めた男とまともに目が合い、一部始終を見られていたのだと今頃になって気づいた。
ベースを弾く手を汚してしまったことに半ば取り乱しそうになりながらも、ぞっとするような見覚えのない表情に小さく息を呑む。


まるで見知らぬ他人みたいに思えて、逃れるようにぎこちなく視線を落とせば、反射的に見開いた視界の先でジョンシンの下肢はすでに兆しを見せていた。
通常の状態なら何度も目にしたことがあるものの、正直、その大きさに慄いてしまい、咄嗟に顔を背ける。
こんな身体に欲情してくれているのかと不思議な気持ちに囚われていると、昂ぶったものが腰に押しつけられた。
想像以上の硬さと熱さにどうしようもなく狼狽えるばかりなのに、なぜか呼応するようにヨンファの腰が揺れる。
ジョンシンの意図が読めた瞬間、経験すらないにもかかわらず、この男とひとつに繋がりたいという欲求に駆られた。
これまでの流れから、自分が女性みたいに受け身になるのは容易に察しがついたが、未知の領域に足を踏み入れることに対し恐怖心がないと言ったら嘘になる。
でも、ここで拒んでしまえばのちのち後悔するだろうし、どんなふうになるのか身をもって実感したくなったのだ。


今だけでいい。ただの欲望の捌け口でもいい。
これ以上は何も望まないから、ジョンシンのすべてを身体に刻み込んでおきたいと思った。
意思表示するべく自分から脚を開くと、ジョンシンがすかさず覆い被さるように身体を割り込ませてくる。
途端に、今から襲い掛かってくる激痛を予想してどうしようもなく身が竦むのを何とか宥め、余分な力を抜いた。
すると、端からそのつもりだったらしく、まったく躊躇のない指先に腰の奥をそろりとなぞられて、ヨンファは思わず瞼をぎゅっと閉じる。
先ほど放ったもので濡れているせいか、割とすんなり侵入してきて、そのまま中を探り始めた。
初めて知った違和感という名の感覚に、どうしていいのか分からない。


羞恥のあまり消え入りたくなったが、繋がるための準備なのだと自分を納得させていると、慎重に時間をかけて押し広げていた箇所から唐突に長い指が出ていった。
本能的に竦み上がってしまうのを気づかれないように、そっと深呼吸して全身の力を抜く。
ヨンファがまったく慣れていないと知られたら、ジョンシンが途中で止めると言い出しかねないからだ。
それだけは絶対に嫌だったので、終始冷静に振舞っていたつもりだった。
腰を軽々と捉えられて張り詰めたものを押し当てられた時、いよいよ始まるのだと息を凝らしたが、すぐに無意味だということを思い知らされる。


「ああっ……っん、……っ」


無理のない力で押し入ってきた途端、これまで経験したことのない衝撃が容赦なく襲ってきて、呼吸できなくなった。
狭い器官はジョンシンの形に合わせていっぱいまで開かれ、その硬度と大きさに、身体が真っ二つに裂けたような錯覚に陥る。
ふっつりと途切れそうになる意識の中で、女の子も初めての時はこんな辛い思いをしているのか……、と朧げに考えが及んだ隙に長大なものは最奥にまで達した。


喉の奥から悲鳴が漏れるのを抑えようと慌てて歯を食いしばり、反射的に逃げかける腰を繋ぎ止めておくために、ジョンシンの広い背中に腕を回してしがみつく。
まさに串刺しにされた気分で、内臓を押し上げる強烈な圧迫感と激痛に目の前が眩んだ。
自分が望んだことだから醜態だけは晒したくないと、息も絶え絶えになりながらどうにか見開いた視界の中、吐息が触れそうな距離で気遣わしげに見下ろす男と目が合う。


「――痛い?」
「最近……、してなかった……から……」


ジョンシンが責任を感じないように、痛みで顔が引き攣りそうになるのを抑えて、ヨンファは途切れ途切れに返した。
いかにも同性との経験があるように見せかけ、遊び慣れた振りをした方が後腐れないと考えたからだ。
実際に付き合ったのは異性だけだが、最近、人肌に触れていなかったのは事実だった。
軽蔑されただろうか……、と一抹の不安が頭をよぎる。
すると、それまではどこか遠慮がちだったジョンシンの動きが一変したのだ。


いきなり無造作に腰を掴まれるなり一気に奥まで貫かれ、豹変したかのような性急さにこらえきれずにひと際高い声が迸った。
普段の優しいジョンシンからは想像がつかないほどやけに乱暴で、あまりの激痛に涙でじわりと視界が滲んでくる。
飢えたように貪られ、休むことなく荒々しく腰を打ちつけられながらも、これは罰なんだからと、ぐっと奥歯を噛み締めたヨンファは決して抗わなかった。
こちらの思惑通りに、男とのセックスに手慣れていると勘違いしてくれたらしい。
そう仕向けたのは他でもない、自分自身なのだから――。


涙目のまま見上げると、荒い息をつきながら眉根を寄せている様子から、ジョンシンが快楽を得ていることが分かる。
ただ相手の思うままに揺さぶられて、勢いを増すばかりの動きに耐えていたヨンファにとって、せめてもの救いだと思った。
知らぬ間に、視界いっぱいに張った膜が雫となってこぼれ落ちそうになった瞬間、唐突に動きが止まる。


「ひどくして、ごめん」


案じるような表情で覗き込みながら、ひどく申し訳なさそうに謝られた。
どうにか首を横に振ってみせると、ヨンファの目許に優しいキスが落ちてきて、啄むように涙を吸い取られる。
何となくジョンシンが逡巡している気配が伝わってきたので、先を促す意味で少しばかり腰を揺らしながら、「早く……」と切なげに訴えてみた。
途端に、中で猛々しく育っていたものがぴくりと反応し、骨が軋むかと思うほど深く抱き込まれるのと、吐息ごと唇を封じられたのはほぼ同時だった。
愛しい男の頭を掻き抱くように両腕を伸ばして、食らいつくような口づけに懸命に応える。
いつの間にか抽挿が再開され、慣れない行為に身体が熱くなっていたヨンファは罪悪感に駆られつつも、深みに嵌っていく自分をどうすることもできなかった。


質量の増した充溢で奥を穿つように突き上げられるうちに、痛みだけではない何かが腰の奥で蠢いているのに気づく。
それが次第に全身へと広がっていく予感がして、ヨンファは目の前の肩に爪を立てて縋りついた。
ジョンシンの意のままに翻弄されても、もう構わない。
今、この瞬間だけは、自分のものなのだ――。
一定のリズムで揺さぶられながら、ヨンファは不思議なほど静かな気持ちで、広い背中に回した手に力を込めた。





To be continued





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haru
Author: haru
CNBLUEのBL小説を書いています。CPはシンヨン&釜山ズ&ミニョヨンです。ヨンファ溺愛主義でとんでも妄想ばかりですが、愛だけはぶっこんでいます。
話のトーンはほのぼの、甘々、コミカル、シリアス、切ない系。ハピエンオンリーです。
基本マイペースでランダム更新。妄想は思いつくまま、気の向くまま。R18の内容が含まれているため、未成年の方、苦手な方は閲覧にはくれぐれもご注意下さい。
尚、当ブログに掲載している作品はすべて私個人のオリジナルですので、模倣、転載等はご遠慮願います。

Comment(4)

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2018/09/15 (Sat) 20:50
haru

haru

t*******さん

おはようございます♡

読んで下さって、どうもありがとうございます♪
ここ最近、文字数が少ないのばっかりで面目ないです( ̄ω ̄;)

昨日はジョンシンのバースデーで、TwitterのTLが賑わっていましたね。
うちのジョンシンにも嬉しいお言葉をもらって感謝♡♡
この話ではやや遠慮がちなので、極道か不遜で早く強引な彼を書きたいですヾ(・ω・*)ノ

2018/09/16 (Sun) 05:34

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2018/09/18 (Tue) 07:33
haru

haru

は*さん

こんにちは♡

私、どうかと思うほど、健気ヨンが大好物なんです。
いろんなヨンが好きすぎて、完全に趣味に走っております( ̄ω ̄;)

ジョンシン視点の話ともども読んで下さって、ありがとうございます♪
余程のことがない限り過去話を読み返さない私も、リンクしているだけに行ったり来たりで辻褄合わせに大汗かきました。
違和感があったらごめんなさい。
ヨンの気持ちを先読みして下さって感謝♡♡
嬉しくて胸いっぱいのヨンを何とか表現してみますね(。・ω・。)ゞ

2018/09/18 (Tue) 17:45