CNBLUEのBL小説ブログです。ヨンファ溺愛主義で、シンヨン&釜山ズ&ミニョヨンの話を書いています。

Like a Cat 前編

2017年01月06日
ミニョヨン短編 12






十二月半ば、その日は全員の仕事が早めに終わったこともあり、送年会も兼ねて久しぶりにCNBLUEのメンバー四人で明洞へと飲みに繰り出した。


リーダーのジョン・ヨンファはいつになく上機嫌で、旨い料理を肴に、結構なハイペースで杯を重ねている。
それを隣で見ていたカン・ミニョクは、内心気が気でなかった。
スタッフが一緒の時は自制心が働くようで醜態を晒すことはないが、気兼ねのないメンバーだけだと大抵酔い潰れてしまうから、自宅が近いミニョクがどうしても部屋まで送り届ける羽目になるのだ。


ヨンファは真面目な上に几帳面な性格をしていて、仕事で一緒になる同業者はもちろんのこと、スタッフや関係者にも何かと配慮し、常に礼節をもって接している。
低姿勢で物腰が柔らかいため誰からも好かれるが、その分、気を使いすぎているのではないかと、つい心配してしまう。
そんな彼が甘えを見せるのは、心底信頼できると判断した相手に限定されるようだ。
メンバーの中だと、イ・ジョンヒョンやイ・ジョンシンがそれに該当し、ヨンファはふたりにはものすごく気を許していた。


ジョンヒョンとは同郷で一番年齢が近いから、とても仲がいいし、頼りにしているのは傍から見ていてもよく分かる。
曲のことでは真っ先に相談し、ふたりがギターやキーボードを弾きながら真剣な顔を突き合わせているのは、ヨンファの作業室でよく目にする光景だった。


それに対して、ジョンシンが相手だと、ヨンファは急に悪戯っ子のようになり、何かにつけて面白おかしく揶揄って、わざと怒らせるような真似をする。
時には頭を撫でたり首根っこを掴んだり、どちらが年上か分からないくらいふたりの間には壁がなく、まさに仲の良い兄弟といった感じだ。
くだらない話に花を咲かせて大笑いしているヨンファは、ものすごく楽しそうに見えた。


では、自分は彼にとってどういう存在なのだろうか。
そう疑問に思うたびに、ミニョクはいつもここで思考が止まってしまう。
あまり前に出るタイプではないから、他のふたりに比べてヨンファに絡むことは少ない。
どちらかというと、三人が楽しそうに盛り上がっている様子をそばで見ていて、時々口を挟むくらいだ。
しかし、本音は別のところにあった。


密かに、彼への熱い衝動が胸の中に渦巻いていて、いつか自制が効かなくなり、音を立てて弾け飛ぶのではないかと危惧しているのだ。
それを悟られたくないために、無意識のうちに及び腰になってしまう。
すると、ヨンファはミニョクの方へ視線を送ってきて、こちらの様子をじっと窺うような、何か物言いたげな顔をする。
もっと積極的に会話に参加しろと思っているのか、それとも、つい目で追ってしまうほど彼に心惹かれていることを見破られ、戸惑っているのか。
多少は気にかけてくれているのは自然と伝わってくるものの、どこか遠慮されているような気がしてならなかった。


そして、今もミニョクはそんな三人の話を聞きながら、微笑みを浮かべて相槌を打つ。
ヨンファは自分といるよりも、このふたりとの方が心底リラックスできて楽しんでいるように見えた。
沈みそうになる気持ちを振り切るように心の中で溜息をつくと、ミニョクはグラスの焼酎をグイッと呷る。
手を伸ばせば届く距離にいるのに、交わるはずのない心はひたすら遠かった。


いつからこんなふうに、彼との関係がぎくしゃくしてしまったのだろうか。
デビューして間もない頃は、気まずい思いをしたことはない。
まだ若くて、芸能界という特殊な世界に慣れていなかった未熟な自分たちは、目鼻立ちがはっきりした容貌と気品を漂わせた、音楽的センス溢れるヨンファをリーダーに、ただ前を向いて突っ走っていくのに必死だった。


年齢はバラバラな割に近いため上下関係は緩く、友人の延長線上のような間柄で、当初から仲は良い。
一緒に共同生活を送っていたからか、一種のコミュニケーションのような感じでボディタッチをすることもよくある。
中でもヨンファは、スキンシップが激しい方だった。
肩を組んできたり、ハイタッチや握手はしょっちゅうで、内向的な自分からはなかなかできないのを酌んでくれて、いつも彼に触れられることが多かったと記憶している。
次第に気兼ねがなくなり、ミニョクも積極的に絡んでいくようになったのだが、年月が経つにつれて、ヨンファへの気持ちを自覚してしまったのだ。


初めは、人柄に惹かれた。
行動を共にするにつれて、彼の優しさや懐の広さに触れて、純粋に尊敬の念だけを抱いていたはずだった。
それがいつどのように変化したのか、具体的には自分でも分からない。
デビュー以来、一番後ろでドラムを叩きながら、いつも最高のパフォーマンスを見せてくれるヨンファの背中を、ミニョクはずっと見続けてきた。
圧倒的なカリスマ性を放ち、誰よりも輝いている彼は常に周りに気を配り、時にはこちらを向いて、MCでもよく話を振ってくれる。
そういった些細なことが積み重なり、知らず知らずのうちに心を奪われていたのかもしれない。


そのうち、青空のように澄んだ双眸が気になり、表情のひとつひとつに魅了され、色白のしなやかな肢体を骨が軋むほど抱き締めたいと思うようになり、気づいたら彼のすべてに溺れていた。
もう引き返せないほどに。
そして、意識すればするほど、次第にスキンシップというフレンドリーな触れ合いが苦痛になり、目には見えない距離ができていた。


相変わらずふたりとは、いまだにふざけてじゃれ合っていて、ひどく寂しく感じてしまう時もあるが、自分が前に出すぎないことでグループの統率が取れているなら、それで良いとミニョクは思っている。


「明日も仕事だし、そろそろ帰るか」


そう言ってジョンヒョンが立ち上がると、慣れた様子で店長らしき男を呼び、事務所から支給されているクレジットカードで会計を済ませに行く。
それを横目に、ジョンシンは「泥酔したリーダーは任せたぞ」といわんばかりに、レストルームへと向かった。
「また逃げられた」と心の中で思いながら、ミニョクはすっかり酔い潰れている彼を胡乱な目で見る。
当然、このまま放っておくこともできず、テーブルに突っ伏していたヨンファの脇に手を回すと、余程驚いたのかビクンと身体を竦ませたのが分かった。


「ほら、帰るよ。立てる?」
「あ……もうそんな時間なんだ」
「マネが迎えに来てるから行こう」


相当酔いが回っているのか、俯いたままゆらりと自力で立ち上がったもののフラフラしていて、覚束ない足取りはどこか危なっかしい。
酒を飲むと開放的な気分になるのは分かるが、傍で見ていてハラハラしてしまう。


「大丈夫?足元がふらついてるよ」
「ん……、悪い」


背中に手を添えると、ミニョクの胸に寄りかかってくる。
布越しに密着してくる細身の身体の感触と、愛用しているコム・デ・ギャルソンのラグジュアリーな香りがふわりと鼻腔を掠め、一瞬ドキリとした。
つい腕に力が入ってしまい、無意識のうちに抱き込むような形になってしまった。
ゆっくりとこちらを見上げたヨンファの瞳が酒のせいか少し潤んでいて、あと数センチで吐息が触れ合うくらいの距離に、激しい衝動が込み上げてくる。


しばらく無言のまま見つめ合っていたが、戻ってきたふたりの声で、先に視線を逸らせたのはヨンファの方だった。
気まずそうに目を伏せて、なぜだか肩が少し強張っているように感じたのは気のせいだろうか。
どことなく空気がぎこちなかったが、ミニョクは何事もなかったかのようにやり過ごして、腕の力を緩めた。


ブラウンカラーコートを着て外に出ると、店先に見慣れた白いワンボックスカーが停まっていた。
四人が近づくのを待っていたようにエンジンがかかり、スライドドアが開いたタイミングで、周囲に気づかれないように急いで乗り込む。
ヨンファに付き添っていたミニョクは、横並びで後部座席に腰を下ろした。
シートに身を預けて大きな欠伸をひとつ零した彼はひどく可愛らしくて、その無邪気な表情を見ているだけで微笑ましくなる。
眠気のピークなのか、車が滑らかに走り出した途端、力が抜けたようにズルズルと斜めに傾き、ミニョクの肩に凭れかかってきた。


「着いたら起こすから、寝てていいよ」
「……ん」


当たり前のようにミニョクの膝を枕にしてゴロリと横になると、定位置を探して頭を摺り寄せる。
猫が飼い主に懐いてくる仕草にどことなく似ていて、可笑しく思う反面、その感触と重みに当惑した。
何もされないと安心しきっているから、こんな無防備な姿を平気で晒せるのだろう。
そう考えると、ミニョクの心の中は複雑だった。
同じグループで、弟としか見ていない相手がこんなふうに邪な想いを抱いているとは、考えたことすらないに違いない。


ほどなくして寝息を立て始めるヨンファを前にして、どうしようもなく胸がざわめいた。
アルコールが入って余程気持ちがいいのか、どこか幸せそうな顔でリラックスしている。
すべてを委ねるほど自分に気を許しているのかと思うと、ミニョクは追い詰められたように息苦しくなった。
それは逆の意味にすると、まったく意識すらされていないということだ。
狂おしいほどの想いを抱いても、この恋が報われる日は決して訪れない。
無自覚ゆえの罪作りな彼は、ミニョクの心を掻き乱すかのように、美しい身を無防備に投げ出していた。


「ミニョクが仕事でいなくて、俺ら三人で何度か飲みに行った時は、こんなに潰れることはなかったのにな」


見惚れるようにヨンファの寝顔から目が離せないままでいたミニョクは、前に座っているジョンヒョンの口から意外なことを聞かされ、困惑して顔を上げる。


「それは、たまたまだと思うよ。年の瀬だから、疲れが溜まってるのかもしれないし」
「いーや。ミニョクが一緒だと、羽目を外して飲んでも平気だって思ってんじゃねぇ?ちゃんと最後まで面倒見てくれる奴がいるからってよ。ここまでくると確信犯だよな」
「まぁ、それはあるだろうな」


当然のように言い切るジョンシンと、それに同意するジョンヒョンに面白くないものを感じた。
「介抱役」と勝手に決めつけられるのは心外で、ミニョクは渋面を作る。
単に住まいが近いという理由だけで、その役目を担っているに過ぎないからだ。
きつい視線を向けたところで、運転席のマネージャーから声がかかり、ジョンシンのマンションに到着した。


「……俺は関係ないよ」
「それだけヨンファヒョンもお前に気を許してるってことだろ。良かったじゃねぇか。――じゃ、お先」


否定すると、なぜか意味ありげに目を細められ、ジョンシンはいの一番に車から降りて帰っていった。


「いつも悪いな、ミニョク。ヒョンのこと、頼んだぞ」
「うん、分かってる。お疲れ様」


それから、五分も経たないうちによく見知ったマンションの前で停まると、ジョンヒョンは片手を上げて機嫌よく降りていく。
その後ろ姿を見つめながら、ミニョクは急に落ち着かない気分になった。
マネージャーは運転席にいるものの、一番後ろの席にふたりきりという状況になってしまったのだ。
膝にかかる重みが心地よくて、呼吸に合わせて微かに動く肩すらたまらなく愛しいと思ってしまう。


時折、対向車のヘッドライトで車内が明るく照らされ、綺麗に整った面立ちは瞳が閉じられていると、長い睫毛が白い肌に翳りを落とし、ひどく艶めいて映る。
目を奪われてじっと魅入っていると、滾るような想いを抑えきれなくなりそうだった。
艶やかな黒髪を撫でて、柔らかそうな唇に口づけたら、驚いてすぐに目を覚ますだろうか。
子供のようなあどけない無防備さが、恨めしく思えてならない。
少しでも長くこの時間を引き延ばしたいと切に願ったが、残念ながらヨンファのマンションはもう目前だった。


「ヒョン。着いたよ」


声をかけて細い肩を揺すると、ヨンファは瞼を開けて、ぼんやりとしたまま何度か瞬きをする。
至近距離から綺麗なくっきりした二重の瞳と視線が合った瞬間、ミニョクは思わず息を呑んだ。
膝に頭を乗せたままこちらを見上げてくる眼差しが妙に色っぽくて言葉を失っていると、形のいい唇から飛び出したのは雰囲気を台無しにする台詞だった。


「あー、ひとりじゃ無理。ミニョ、連れてって」


やっぱりか……と、嬉しさ半分、動揺半分といったところが正直な気持ちだ。
仕方なくマネージャーに礼を言って、ふたりで車を降りる。
ヨンファとミニョクのマンションはたった徒歩三分の近距離で、共同生活を解消してから、お互いのマンションを行き来するようになった。
以前と変わらずお声がかかり、今でもプライベートで会うことはあるが、弟のような立場だということを思い知らされるばかりで、どう転んでもそれが変わることはないのだと打ちのめされている。


これから先も同じグループのメンバーとしてやっていくのなら、一刻も早くこの気持ちを封印しなければならない。
そう決断してから、タイミングよく個人の仕事が忙しくなったのも要因となり、最近は足が遠のいていた。
ミニョクの心の変化に、ヨンファも何か不自然さは感じているのかもしれない。
気づかれないように少しずつ距離を置き始めると、まるで引き戻すかのように強引に絡んでくる。
大量の酒とつまみを買い込んで、突然、予告なしにミニョクのマンションに押しかけてきて、泥酔してベッドを占領するのだけは本当に勘弁してほしい。
なにげに思い返しながら、ヨンファの身体を支えて寄り添うように歩いていると、急にピタッと足が止まり、その場にしゃがみ込んだ。


「どうしたの?」
「もう一歩も歩けねー」
「って言っても、あとちょっとだよ」
「眠くて無理……」


エントランスまであと数メートルしかないのに、ここで歩けないと言われても困る。


「駄目だよ、ヒョン。早く中に入らないと、風邪を引くよ」


「うん……」と返事はするものの、目を閉じたまま動く気配すらない。
十二月の吹きすさぶ冷たい夜風は、身体に毒だ。
案の定、ヨンファは白い息を吐きながら、ブルッと肩を震わせた。


「じゃあ、おんぶするから、俺の背中に乗って」


ミニョクはじっとしたままのヨンファの傍らへ身を屈めると、顔を覗き込みながら言い聞かせるように低く囁く。
すると、寒さで薄桃色に染まった顔を上げて、大人しくミニョクの背中にぴとっと覆い被さってきた。
てっきり恥ずかしいとごねられるかと思っていたが、素直に従ってくれて、いささか拍子抜けする。
泥酔している割に意識もしっかりしているようで、ミニョクはホッと胸を撫で下ろした。


「行くよ」


ゆっくりと立ち上がり、ヨンファをおんぶしたままエントランスを抜けて、エレベーターホールへと向かう。
幸いなことに深夜だから、誰にも出くわすことはなさそうだ。
トレーニングジムで鍛えるようになって、成熟した男のように完成されたガッシリとした筋肉質の身体は、この程度ではビクともしなくなった。
逞しい体格になった途端、女性の視線を今まで以上に感じるようになり、それとなく誘われる機会も増えたような気がする。


芸能界で上手くやっていくためには人間関係が大切だと教えられ、メインの音楽活動やそれ以外のドラマやバラエティ番組等で知り合った相手とはできるだけ交流をはかり、同じ事務所の気の合う仲間たちとは男女の垣根を取っ払って、プライベートでも仲良くしている。
それが仇となってしまい、夏には芸能人になって初めて、熱愛説が取り沙汰された。


趣味のフラワーアレンジメントや猫を飼っていることが共通していて、ただの友人のひとりなのだが、事務所の代表と理事から「自分自身の立場をよく自覚するように」と注意を受けたこともあり、それ以降は行動を控えるようにしている。
この時、ジョンヒョンとジョンシンには「お前も意外とやるなぁ」と手を叩きながら盛大に喜ばれて、誤解だと必死になって説明するのには苦労した。


それに対して、リーダーのヨンファの反応は微妙だった。
軽率だと咎められるかと思っていたが、周りに知られないように配慮するならいいと真面目な顔でアドバイスされ、事実ではないと訴えても、曖昧に笑って「ミニョもそういう年齢になったんだな」と、しみじみ言われた。
どことなく寂しそうな顔で。


途中階で停止していたエレベーターが下りてきて、誰もいないことを確認して中に乗ると、背中におぶさっているヨンファが最上階のボタンを押す。


「――重いだろ?」
「そうでもない。ヒョンくらいの体重なら楽勝」
「他にもおんぶした奴がいるのか?」
「いないよ。皆、ちゃんとした大人だから、歩けないほど飲まないしね」
「……悪かったな、チョディンで」


少し拗ねたように呟くヨンファが可愛くて、ミニョクは薄く笑った。


「いいんだよ、ヒョンは」
「……………」


急に黙り込んだのを不思議に思い後ろを向くと、ミニョクの肩に顔を埋めてしまい、表情を見ることはできなかった。
不意に声が聞きたくなり、「ヒョン?」と呼びかけると、一瞬、間があって、首に回されていた両腕に力が込められる。


「あったかいな……」


ポツリと漏らした小さな声は耳まで届き、おもむろにギュッとしがみついてきた。
ヨンファの温もりが、背中や肩から直接浸透してきて、心の中にじんわりと沁みてくる。
たったこれだけのことで、すごく満たされた気分になった。


「ミニョ……」
「ん?」
「ありがとな」
「いいよ、このくらい」


甘く掠れた声で礼を言うヨンファは、ホッと安堵したようにミニョクの肩に細い顎を乗せてきた。
サラサラとした前髪が頬を掠め、ドキリと胸が高鳴る。
ふたつも年上とは思えないほど甘え上手で、どこまでも可愛い人だと思う。


優しい仮面を被り続けているのにも、そろそろ限界が近づいてきた。
今、ここで本心を曝け出したら、ヨンファはどんな顔をするだろうか。
思いの丈をぶちまけてベッドに押し倒しても、変わらず慕ってくれるのだろうか。


いいや、そんなことはまず有りえない。
完全に信頼を失って、解散の危機に発展する可能性だってある。
それだけは、何としても絶対に避けなければいけない。


エレベーターから降りて、ようやく彼の自宅に辿り着く。
ドアの前でヨンファを下ろし、ミニョクが代わりにカードキーをかざしてドアロックを解除した。
「ほら、入って」と、なかなか動こうとしないヨンファの腕を引っ張って中に足を踏み入れると、自動的に明かりが点る。
勢い余って、ミニョクの胸に倒れ込んできたヨンファを慌てて両腕で支えると、背後でドアが閉じる音がした。


ダウンジャケット越しに身体のラインをありありと感じ、心臓が大きく音を立てる。
柔らかな髪の毛が頬をくすぐり、ただの偶然なのに、甘えるように擦り寄ってきたのかと都合よく勘違いしてしまいそうだ。
まるで猫みたいだなと、自宅で飼っている二匹を思い出す。


静寂に包まれた玄関で、ふたりの胸の鼓動が同じ早さで刻まれているような錯覚に陥った。
だぼっとしたネイビーのタートルネックニットから覗く白い首筋に視線が釘付けになり、その下に続くなめらかな肌を想像するだけで心がひどく乱される。
まずい状況だと分かっているのに、ミニョクは時が止まったようにそのまま動けずにいた。





To be continued





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haru
Author: haru
CNBLUEのBL小説を書いています。CPはシンヨン&釜山ズ&ミニョヨンです。ヨンファ溺愛主義でとんでも妄想ばかりですが、愛だけはぶっこんでいます。
話のトーンはほのぼの、甘々、コミカル、シリアス、切ない系。ハピエンオンリーです。
基本マイペースでランダム更新。妄想は思いつくまま、気の向くまま。R18の内容が含まれているため、未成年の方、苦手な方は閲覧にはくれぐれもご注意下さい。
尚、当ブログに掲載している作品はすべて私個人のオリジナルですので、模倣、転載等はご遠慮願います。

Comment(12)

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2017/01/06 (Fri) 23:00

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2017/01/06 (Fri) 23:59

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2017/01/07 (Sat) 16:25

haru

t*******さん

明けましておめでとうございます♡
t*******さんは年末年始、リフレッシュされましたか?
私は毎年元旦はDの実家、2日は私の実家へ行くので、正月早々賑やかで楽しめました。

今年の第一投目はミニョヨンです。
YouTubeで二人の動画と画像をミックスしたようなものを観て、辛抱たまらん!って感じになりました。
書き散らしすぎて、自分もゲッソリです( ̄ω ̄;)
今年も眠気と闘いながら頑張りますので、どうぞ宜しくお願いします♡♡

2017/01/07 (Sat) 20:14

haru

ま****さん

明けましておめでとうございます♡
新年早々、新たなものを書いてしまいました( ̄ω ̄;)
一応、次で完結するので、すぐまた他の話の続きにとりかかりますね!

書きたいものがどんどん増え、PCのワードの中にもいくつか話を眠らせてる状態なので、少しでも多くの話を形にできればと思っています。
眠くてなかなか思うように進まないのが難点ですが、頑張りますので、今年もどうぞ宜しくお願いします♪

2017/01/07 (Sat) 20:30

haru

i*****さん

明けましておめでとうございます♡
ミニョクは、私の中ではずっとBLに引きずり込んだらいけない聖域のような存在だったんですが(受けと攻めのどっちにすればいいのか迷っていたのもありまして)、肉体改造をした辺りからずっとムズムズはしていて、昨年、YouTubeで二人の若い頃の動画を観て、落ちてしまいました…。

ミニョクといえば、やはりポークスープが一番人気なんでしょうね♪
私はヨン受けしか書けないので、どうしても攻めは残りの三人ということになってしまいます( ̄ω ̄;)
少しでも萌えていただけるシーンがあれば嬉しいです!
いつも細かいところまで読んで下さり、本当にありがとうございます(≧ω≦)
後編を書いたら、他の話の続きに取りかかりますね。
いろいろと書き散らすと思いますが、頑張りますので、今年もどうぞ宜しくお願いします♡♡

2017/01/07 (Sat) 21:07

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2017/01/07 (Sat) 22:53

haru

j****さん

こんばんは♡
私が観た動画は、ヨンがとにかくミニョのことが大好きで堪らないって感じに見えてしまいました( ̄ω ̄;)
で、ミニョは日頃から、ヨンのことが好き好きっていうビームがあの細い目から出ているように思えてならなかったもので……。

j****さんもそうですが、CPに柔軟性のある方って多いですね♡
相手を変えて、攻めになったり受けになったりなど。
それだけ様々な組み合わせが楽しめますものね(〃ω〃)

いつもいろいろ読みに来て下さって、どうもありがとうございます♪
「オレンジマーマレード」もそうですが、私は韓ドラは観たことがないので、それが逆に影響を受けすぎなくていいのかなと思っています。画像で勝手にイメージを膨らますといいますか。
ぶっとんだ話ばかりですが、少しずつ形にしていきますね(*´ω`*)

2017/01/08 (Sun) 20:14

hoshi

こんにちは♡新しい年!!今年もどうぞよろしくお願いいたします。

最初に読ませていただいた時に、へっ?!!haruさん?と驚いてしまった二人ですが、何だかこう此方のミニョクさんが時々見る事の出来る表情やら雰囲気と重なり合って、それからヨンファも相変わらず色香が駄々漏れだろうな程の酔った感じが・・・もう好きすぎる!!と、虜になってしまいました。

何だか、このふたりって一番遠い様で近いのかしらなんて思いながらお話の世界に吸い込まれてしまいました!!

続きも楽しみにさせてくださいませね。

そして!!『The Beginning』も。楽しみ過ぎてお部屋の中を右往左往してしまいそうでした。
haruさん、ホントに素敵な世界をいつも、読ませていただいてありがとうございます♡
しみじみ、幸せを感じています。(FTではフニさまぺんなので彼の登場シーンにきゃあ♡となった事は内緒です。好きすぎてどうしようもないのです、彼の事←)

今年も、変わらずお部屋にお邪魔をさせてください。
よろしくお願いいたします♡

2017/01/09 (Mon) 15:55

haru

hoshiさん

新年おめでとうございます♡
hoshiさん、バニミニョ推しなのに、読んで下さってありがとう(´;ω;`)
私の腐脳はかなり異色なので、ヨンとミニョがこんな風に見えてしまいます……。
単にスキンシップしているだけの動画でここまで話を思いつくかと、自分で自分が怖いです( ̄ω ̄;)

ヴァンパイアものは初めてなだけに、まだ自分の中では完全な形になっていないので、しっかりと煮込んでから続きを書こうと思います!そういえば、hoshiさんはフニペンだったよね。
私にとってのフニは、一昨年のキングダムのインタビュー動画のイメージしかなくて(≧ω≦)←他を知らないのでね。マイクとファーストキスとストッキングネタが堪らなく好きで、観るたびに大爆笑してます!!
FTの皆はすごく面白いし、ミニョはやや控えめだけど、ヨン、バニ、ジョンシンのリアクションが最高に笑える♡♡何となくムッツリ度が垣間見えるようなんだけど(笑)、一番おとなしめなミニョが実は!と思ってしまう私はやっぱり斜めってるなぁと思います。

どうかと思うようなものしか書けないのに、いつも温かいお言葉をありがとう♡♡
hoshiさんの可愛くてほっこりするシンヨンをお待ちしてますね♪
こんな奴ですが、今年もどうぞ宜しくお願いします(*´ω`*)

2017/01/09 (Mon) 20:52

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2017/01/11 (Wed) 22:09

haru

沙*さん

明けましておめでとうございます♡
前触れなく行動に移すことが多いので、ミニョヨンは驚かれたと思います( ̄ω ̄;)
昨年の10月頃からずっと書きたかったのですが、他の話でそれどころではなかったので、グッと溜め込んでいたものを新年第一投目としてアップしました。
沙*さんは釜山ペンさんですものね♡♡
それなのに読んで下さり、どうもありがとうございます♪

極道とヴァンパイアの続きも頑張ります♡
ヴァンパイアにドンゴン氏を登場させましたが、極道はイ・ドンゴンで、こちらはチャン・ドンゴンでして、顔、年齢、身長しか知らないのに見た目だけでチョイスさせていただきました。←ご本人にとっては大迷惑(-ω-;)
そして、落ち着いて余力があれば他の釜山ズも形にしたいのですが、長編を同時に表に出すのは三つまでかなと思っているので、シンヨンとのバランスを考えつつ様子を見ながら進めていきます。
バニのあの落ち着き払った大人の色香にやられっぱなしなので、早く話にぶつけたいです。
いろいろとお待たせしてしまいますが、今年もどうぞ宜しくお願いします(*´ω`*)

2017/01/12 (Thu) 12:47